WeChatは中国で最も利用されているソーシャルメディアプラットフォームだ。彼らは最近、暗号通貨やNFTなどを使用するアカウントを禁止する方針を打ち出した。これにより暗号通貨やNFTの発行、取引、そして資金調達に関わるアカウントは、制限または禁止されることになる。
その他、デジタルコレクションの二次取引に関連するサービスやコンテンツを供給しているアカウントも処分するとしている。ブロックチェーン香港クリプトニュース記者コリン・ウーは、すでにWeChatの禁止令への動きに対し警戒感を示した。
WeChatのパブリックアカウントに関するルールが更新されたのと同時に、10億人におよぶ1日のアクティブユーザーがクリプトの発行、取引、資金調達に関与していると明らかになった。このような違反行為を見つけるのに、WeChatは絶好の場所になるだろう。しかし、中国国内にはNFT規制に対するグレーゾーンがまだ残っているのも確かだ。
NFT資産はフィアットマネー(不換紙幣)で購入できるため、関係者は疑問を呈している。企業やプラットフォームは潜在的なコンプライアンス問題を回避するために、通常はセカンダリー取引を禁止している。3月以降、WeChatとWhale Talkは、NFTストリーミング配信を停止、または制限した。これに対し、中国銀行協会とインターネット金融協会は、隠れたリスクについて警告をしている。